「イソチオシアネート」の驚くべきパワー免疫力アップ老化予防も

 アブラナ科の野菜からつくられる イソチオシアネートには驚くべきパワーが秘められています。

細胞を活性化しアンチエイジングや病気の予防改善、代謝を促進して体内の老廃物をデトックス、便秘改善、ダイエットなど、美容と健康にうれしい効果を期待できる イソチオシアネート についてお話します。  

イソチオシアネートとは

イソチオシアネートとは大根やワサビを擦りおろした時にできる辛み成分の一種で、アブラナ科の野菜に含まれています。

イソチオシアネートの成分はもともとアブラナ科の野菜に含まれおらず、大根をすりおろしたり、細かく刻んだりして、細胞が壊れることではじめて生成されます。

アブラナ科の野菜には他の野菜には無いグルコシノレートという成分が含まれていて、すりおろしたり、刻んだりすることによってミロシナーゼという酵素と化学反応をおこし、イソチオシアネートが作られます。

このイソチオシアネートという成分が、免疫力を強化してくれたり抗がん作用、抗ウィルス作用がある成分として、注目されています。

抗がん作用や健康効果が高いとして有名なブロッコリースプラウト(新芽)に含まれるスルフォラファンもイソチオシアネートの一種です。

主なアブラナ科の野菜

  • キャベツ
  • ルッコラ
  • 小松菜
  • 大根
  • ブロッコリー
  • カブ
  • ケール
  • カリフラワー
  • クレソン
  • ワサビ
  • 芽キャベツ
  • 白菜
  • チンゲン菜

 

イソチオシアネートのパワー

免疫力を上げがん予防

免疫力を高めるためには免疫細胞を活性化させ、免疫細胞を増やすことが大切です。カロテノイドやビタミンEが免疫細胞を活性化するのに対して、イソチオシアネートは免疫細胞を増やす働きがあります。

がん細胞になる前の異常な細胞が増殖するのを防ぎ、正常な細胞が異常細胞になるのを抑制します。 そしてイソチオシアネートは、体内に入ってきた発がん性物質を体外に排出するための解毒酵素の働きを活性化してくれるのです。

がん予防に有効な食品成分としてはアブラナ科の中でもブロッコリーに含まれるスルフォラファン(イソチオシアネートの一種)が有効であるとアメリカのがん研究機関でも発表され、イソチオシアネートは国内外で更なる研究が積み重ねられています。

スルフォラファンは特にブロッコリーのスプラウト(新芽)に多く含まれています。(ブロッコリーの約7倍~20倍)一方で総合的にみると栄養価が高いのはブロッコリーです。

新陳代謝を高め老化予防

イソチオシアネートは優れた抗酸化作用で、活性酸素を抑制してくれる働きがあるのでアンチエイジングにも効果を期待できます。

また、細胞分裂を活性化し新陳代謝を高めてくれる作用があります。代謝が向上すると脂肪がつきにくくなり、ダイエット効果も。

正常なサイクルでターンオーバーが行われると元気な肌や髪が再生され美容効果も望めます。

肝機能アップ血行改善

イソチオシアネートは炎症を抑え、解毒酵素を活性化して体内に発生した毒素を排出する働きに優れています。肝臓の解毒力を高め、肝機能障害を抑制します。

解毒作用、抗酸化作用により血栓を作りにくくし、血流改善、コレステロール値を正常に導き動脈硬化や心筋梗塞といった生活習慣病予防にも効果を期待できます。

大根おろしは消化酵素が豊富

大根にはでんぷん分解酵素のジアスターゼや、魚の焦げに含まれる発がん物質を解毒するオキシターゼなど、消化酵素が豊富に含まれています。

消化酵素を積極的に補うことで、細胞を再生したり体内毒素を排泄するために必要な代謝酵素を高めることができます。

イソチオシアネートや酵素は熱に弱いので、酸化を防ぐレモン汁をかけたり、生で食べた方が良いでしょう。 おすすめは、スムージーや大根おろしにして摂取することが効果的です。

イソチオシアネートとの相乗効果で、消化促進、殺菌作用、食中毒予防、抗がん作用、血栓予防、抗アレルギー作用、デトックス、ダイエット、抗酸化作用によるアンチエイジング効果も期待できます。

イソチオシアネートは大根の根に近い方(葉がついて無い方)や皮に多く含まれています。 時間の経過とともにイソチオシアネートは減少してしまうので、すりおろした後は早めに食べた方が良いでしょう。  

過剰摂取に注意

アブラナ科の野菜には甲状腺機能不全をおこす可能性のあるゴイドロゲンという物質が含まれていて、大量に食べると甲状腺ホルモンの原料であるヨウ素の吸収を阻害する作用があります。

何事も過ぎたるは及ばざるが如しで体に良いからと言って食べ過ぎないことが大切ですね。日々の食生活にヨウ素を含むワカメや海藻類を摂取しながら、食べ過ぎない程度にバランスよくアブラナ科の野菜を摂り入れていきましょう。

   

大根おろしの楽しみ方

私は大根おろしが好きなので、色んな食材と組み合わせて週2回以上はいただいています。大根の皮の部分に食物繊維や栄養素が豊富に含まれているので、皮は剥かずにたわしで外側の汚れを洗い流します。

お蕎麦には、薬味のネギ・ミョウガ・大葉・ワサビと大根おろしをたっぷりと使います。ハンバーグやお肉料理、カツオのたたきなども大根おろしと一緒にいただきます。

おろしポン酢の作り方はお好みの量の大根をおろして、お酢またはレモン汁と、糖分(白砂糖以外のオリゴ糖・ハチミツ・黒糖など)、お醤油をあわせるだけ。

晩酌時には大根おろしをプラスすると、消化酵素のおかげで代謝が促進され翌日は胃腸がスッキリとしますよ。 また、お酢には他の食材と一緒に食べる時の血糖値の上昇を抑えてくれる働きと、レモン汁に含まれるビタミンCは大根おろしの酸化を防ぐ作用があります。

ちなみに我が家ではお酢はビタミンミネラルが豊富な黒酢を愛用しています。 ポイントはおろしたてにレモン汁をかけ早めにいただくこと。

イソチオシアネートは熱に弱いのと、空気に触れることで時間の経過とともに減少してしまうので冷凍保存はNGです。

イソチオシアネートの効果を最大限享受するために、フレッシュなおろしたてをいただいて、元気な毎日につなげていきたいですね。    

 

 

食生活アドバイザー。スキンケアスペシャリスト。温泉ソムリエ。アラフォー女性健康美容ライター。 ストレスから睡眠障害、喘息発症、帯状疱疹を患う。夫は進行性の神経難病を患っています。 これまでの経験から難病の進行抑制、心と体の健康、エイジング対策探求に情熱を注いでいます。
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