「黒糖」の美肌効果と驚きの栄養素!黒糖の健康効果とは?

黒糖 の主な原料はサトウキビです。サトウキビの多くは太陽がふりそそぐ沖縄の豊かな大地で栽培されています。

白砂糖が酸性食品なのに対して黒糖は体にやさしいアルカリ性食品です。

黒糖は白砂糖とくらべてカロリーが低く、ビタミン、ミネラルなど様々な栄養素が豊富なので、血流改善や体の機能を整えたり、お肌にも嬉しい効果を期待できます。  

黒糖とは

砂糖の原料は主にサトウキビや甜菜(てんさい)などから作られますが、その作られる過程、精製法により種類や栄養素が異なってきます。

さとうきびなどの原料から汁を搾りとり、煮詰めてから乾燥させて作られるのが黒糖です。一切加工されてないシンプルな製法の黒糖には自然由来の色素と、原料の栄養素が豊富に残っています。

一方で白砂糖は黒糖をさらに精製し、塩酸などの化学薬品を使って漂白するために、サトウキビ本来のビタミンやミネラルが失われてしまっているのです。  

黒糖の栄養素・効果

黒糖はアルカリ性食品

私たち人間の体は基本的にpH7.35から7.45の弱アルカリ性を維持することで健康機能を保っています。

しかし肉類や穀物、乳製品、加工品、白砂糖といった酸性食品を多くとることで体は酸性に傾きます。それを体の恒常性機能によって弱アルカリ性へもどそうと中和するときに体内のミネラル、カルシウムが消費されてしまうことに。

カルシウムが不足すると歯や骨が弱くなり、精神的にもイライラしたり、心が不安定になりやすくなります。

反対にアルカリ性に傾き過ぎるというのも良くありませんが、一般的に私たちの身の回りには酸性食品が多く存在し、現代人は血液が酸性に傾きがちだといわれています。

日ごろから、白砂糖を黒糖に置き換えたり、添加物の多い食品や糖質を控え、野菜などのアルカリ性食品を積極的にとり入れて体内バランスを整えていくことが大切です。

新陳代謝を高め美肌効果

黒糖は美肌に有効なビタミンB群、アミノ酸、ポリフェノール類が含まれています。

これらは血行不良を改善し、肌のターンオーバーや細胞の再生を行う成長ホルモンの分泌を促して、きれいな肌をつくるために欠かせない栄養素です。

腸内環境を整え免疫力アップ

黒糖には天然のオリゴ糖ラフィノースが含まれています。ラフィノースは腸内の善玉菌を増やし、腸内環境を整えてくれる役割があります。

体の免疫機能の約70%を占めている腸内環境を整えることで、免疫機能が高まり、アレルギーや肌トラブルの改善に役立ちます。

血糖値を穏やかに生活習慣病予防

カルシウム、リン、カリウム、マグネシウム、亜鉛などのミネラルが黒糖には豊富に含まれています。ミネラルはむくみ予防や血圧を下げたり、二日酔い予防、熱中症対策など、体の機能を調整したり構成する重要な栄養素。

そして黒糖に含まれるフェニルグルコシドという成分は血糖値の急激な上昇を穏やかにし、糖分の吸収を抑える働きがあります。

また、黒糖に含まれるオフタコサノールという成分には動脈硬化をはじめ悪玉コレステロールや中性脂肪値の改善に役立ち、生活習慣病の予防にも効果を期待されています。  

黒糖の種類

黒糖は同じように見えても、製法や原料によって大きく3種類にわけられます。

黒糖(黒砂糖・純黒糖)

サトウキビのみを原料とし、サトウキビの茎の汁を煮詰めただけの純粋な黒糖です。 サトウキビの状態や時期、産地などによって風味は異なり、黒糖・黒砂糖・純黒糖のいずれかが表記されています。

まさにサトウキビの素材そのものの栄養素が豊富に詰まっています。

加工黒糖

加工黒糖は黒糖に粗糖(ざらめ)や糖蜜などを加えたもの。 成分が調整されているので、黒糖にくらべると栄養素は減少していますが、黒糖特有のクセやエグミが無く、まろやかな風味で料理やお菓子作りに向いています。

てんさい糖

てんさい糖はサトウキビではなく、てんさい(甜菜)を原料としてつくられます。てんさいはヒユ科の植物で寒さに強く、北海道を中心に栽培されています。

クセが無く、さっぱりとした甘みで、オリゴ糖を含み、腸内環境を整えてくれる働きがあります。  

黒糖スキンケア

ミネラルの宝庫である黒糖は食べるだけでなく、肌に塗ることで保水力アップ、美白効果、ニキビケア、角質ケア、毛穴の黒ずみ対策などの美肌効果を望めます。

黒糖パック

黒糖と水を1:1の割合で鍋に入れ、弱火で煮詰めていきます。軽くとろみがついたら完成。冷ましてから使用します。

洗顔後の肌に塗り、5分から10分ほどパックした後洗い流します。コットンやシートマスクに染み込ませると使いやすくなります。

デコルテラインや全身にも使えるのでバスタイムの使用もおすすめ。 黒糖は高い保水力で、水分を角質層に取りこみます。

そしてコラーゲンやエラスチンを作り出す線維芽細胞を活性化してくれるため、パック後はお肌がしっとりとやわらかくなり、毛穴、たるみ、美白、エイジングケアに効果的。

一方、ミネラルや栄養素が豊富な黒糖は、肌体質によっては刺激となる場合もあるので、肌が弱い方や敏感肌の方は、あらかじめパッチテストをお試しした方が良いでしょう。  

まとめ 

ビタミン、ミネラルがたっぷりと豊富な栄養素がとけこんでいる黒糖は白砂糖よりカロリーが低く、脳への栄養補給やダイエットとして小腹が空いたときにも重宝します。

白砂糖や添加物の多いお菓子のかわりにブロックタイプの黒糖をひとつまみ食べると少量でも満腹感を得られ身体にもやさしいですね。

また料理の際に白砂糖を黒糖に変えるだけで、栄養価がアップ。おすすめは煮物料理など。香り豊かな風味と深いコクがプラスされワンランクアップの一品になります。

保水力の高い黒糖でつくる煮物はふっくらとやわらかく、滋味豊富な味わいに。 日々の食生活やスキンケアに黒糖をとりいれてみてはいかがでしょうか。  

 

白砂糖をスキンケアとして使う方法    

 

食生活アドバイザー。スキンケアスペシャリスト。温泉ソムリエ。アラフォー女性健康美容ライター。 ストレスから睡眠障害、喘息発症、帯状疱疹を患う。夫は進行性の神経難病。 食生活やライフスタイルを見直したことで心身の良い変化を実感し、これまでの経験から難病の進行抑制、心と体の健康、エイジング対策探求に情熱を注いでいます。
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