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管理者メッセージ

食生活アドバイザー、スキンケアスペシャリスト、温泉ソムリエ、アラフォー女性健康美容ウェブライター。

このサイトでは病気の予防や改善、エイジングケアなどを含め健やかな身体で日々の生活をおくるために実際に私がこれまで試してきたことや、身体を構成している細胞を元気にするために大切だと考えられることを書き綴っています。

私はこれまでに仕事や人間関係でのストレスをはじめ、リーマンショックによる会社倒産、都会から田舎暮らしへ生活環境の変化など、精神的ストレス、環境的ストレスといった様々なストレスから自律神経の乱れ 、抑うつ症状、睡眠障害、喘息発症、帯状疱疹などを患いました。

そして夫は進行性の神経難病であるパーキンソン病を患っています。まだ結婚前の交際中だった頃の夫はある時期から酷く体の疲れ、倦怠感、歩行の不自由さを訴えるようになりました。

その頃の夫は日々仕事が忙しかったため、さまざまな不調はストレスからくる症状だと考え、最初は精神科を受診したんですね。そこで夫の体の動作、状態を診た担当医の見立ててで脳神経内科へ行くことに。その後、数カ月間かけて数々の検査を実施し、ようやく若年性パーキンソン病との診断を受けたのです。

この病気は脳内に異常なたんぱく質(αシヌクレイン)が溜まり、ドーパミンの分泌量が減って、体を動かすことが不自由になっていく進行性の神経難病です。モハメドアリやマイケルジェイフォックスも同じ病です。

これまで人一倍健康に自信のあった夫は、この診断を受けてからすっかり憔悴し、食欲は無くなり、体重は2カ月で20kg落ちていきました。

その頃の私は東京都内で大手企業の受付リーダーに着任したばかりで、仕事に専念し暫くは辞められる状況ではありませんでした。

ですがこのような姿をみて私はこの人を支えていこうと覚悟を決めました。そして都会の喧騒をはなれ、田園風景に囲まれた夫の田舎町で新婚生活をはじめることとなったのです。

ただこの難病は今はまだ完治させるための薬がありません。今後新たな治療方法が確立されるまで薬による対処療法をはじめリハビリ運動をしたり、家庭での食事療法など、できるだけ進行を遅らせるためにどうすればいいのかを日々模索するようになりました。

しかし現実の夫の体調は年単位で進行し、日常生活のほとんどに介助を必要とする「要介護5」という認定レベルを受ける状態にまで進行していったのです。

薬の効果が消失するオフ時には、ほぼ体を動かせない寝たきり状態になります。夜中に最低5回は呼び出しブザーで起こされる私の方も睡眠不足が続き、体に不調があらわれ精神面も不安定になり、夫との諍いが絶えない辛い日々が続くようになりました。

結婚当初、夫のことを「一緒にサポートしていくから頑張ろうね、一人じゃないよ」と言ってくれた夫の田舎の親族たちは、やがて離れ去っていきました。

そこで私は夫の体調を少しでも改善していく為に、自分自身の為に、栄養面や免疫系、抗老化対策などを勉強したり、食生活やライフスタイルの見直しをしました。

そうしていくうちに病気や老化の予防・対策方法には共通点があり、一つひとつの症状は単体ではなく其々の要因と密接にからみあい、自然環境ともつながっている、トータルバランスで考えていくことが大切なんだと気付きました。

過度なストレスや加齢、良くない生活習慣などによってダメージを受けた細胞や古くなった細胞の更新(生まれ変わり)がきちんと行われないと細胞の新鮮さが失われてしまいます。そうなるとミトコンドリアの質が低下し、エネルギー生産や抗酸化酵素の働きが衰え、過剰な活性酸素が発生してさまざまな病気や老化の原因に。

人の細胞は働くことと、更新することを同時に行うことはできません。古い細胞と新しい細胞の交換は休息時に行われるため、十分な睡眠や、ストレスの軽減、空腹の時間をつくることは体にとってとても重要です。

そして私たちの身体を構成している一つひとつの細胞は食べ物などの栄養素でつくられています。ビタミンやミネラル、たんぱく質、抗酸化物質、良質な脂質などをバランス良くとりいれることで、脳や体、肌にとって負担となるストレスを軽減し、細胞が活性化しやすくなります。

細胞は毎日食べたものと置き換わっているので、何を食べるかによって数カ月後、数年後の身体が変化していきます。現代の食生活は遺伝子組み換え作物や食品添加物、農薬、化学物質など体に悪影響を及ぼす食品があふれていますね。

我が家ではこれらの食材を控え、できるだけ自然に近いオーガニックな食生活にシフトしました。野菜、果物、肉、魚、卵といった食材をはじめお米、水、全ての調味料などを見直し、体内に入る毒素を減らして植物などがもつ天然の栄養素、抗酸化パワーをいただき、解毒力、自然治癒力を高めるようにしています。

このような食生活に変えてから次第に夫は歩行器や車椅子を使用せずとも、自力で歩けるようになり要介護のレベルも3になりました。そして今は夜中に私を呼び起こすこともなく、日常生活の多くを一人行えるようになり、この難病の主な症状のひとつである酷い便秘も改善されてきたのです。

私の方は食生活を見直してから数カ月経ち、ひきやすかった風邪がひきにくくなったり、ストレスや気圧の影響による体調不良、喘息症状、イライラ感、うつ症状、ホルモンバランスの乱れ、肌荒れ、幼少期からの重い副鼻腔炎などが緩和されるようになりました。

食生活やライフスタイルをシフトしたことで、気がつけば体に良い変化を感じ、あらためて体は食べものでできているんだなあと実感しました。

日々体内にとりこむ毒素を減らし、できるだけ自然に沿った食品を選んでいく、こうした食生活の積み重ねが、長年ダメージを受けてきた身体細胞の生化学の流れを少しづつ変えていくのではないかと感じています。

そして私たちの健康は地球環境とつながりあい、循環しています。自然食品をはじめ、日常使用する洗剤や身の回りの日用品を人にも環境にもやさしい製品を選ぶことで、生態系の汚染源を減らし、微生物の調和を取り戻し、美しい水を再生していく。こういった自然環境を守っていくことは、自然のサイクルでやがて還ってくる私たちの身体を守ることにもつながっていきます。

健全な美しい水は自然界のすべての生命を支え、正常な生態系を循環し、健康な大地を育み、そこで育つ野菜などは栄養豊富で免疫力があり、それを食べる私たちの健康な身体も育みます。

水や大地の富を奪わず、自然界と共生して健やかに生きていくための持続可能な行動を日々考え過ごしていきたいと思っています。

これからも心身の変化と向き合いながら私が日々探求している新たな情報・知識・経験を更新し、発信していきますので、この記事が少しでもお役に立てれば幸いでございます。

 

 

Fumi

 

 

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