パロチン

若々しさを保つホルモン「パロチン」とは?唾液を増やしてアンチエイジング

唾液に含まれるホルモン成分の「パロチン」て聞いたことありますか?実は若返りホルモンと呼ばれていて、骨の発育を促したり、老化を予防する働きを持ち、アンチエイジング効果が期待できるホルモンなのです。

パロチンとは

唾液には唾液腺ホルモンの「パロチン」が多く含まれています。この唾液腺ホルモンのパロチンは主に耳下腺から唾液とともに分泌されるホルモンで、アンチエイジング効果が期待できることから「若返りホルモン」とも呼ばれています。

パロチンは骨や歯の再石灰化を助け、皮膚の新陳代謝を促進し、シミやシワを防いで健やかな肌や髪の発育を促す働きがあります。

そのためこのパロチンの分泌が盛んだと、骨や歯を丈夫にし、筋肉や内臓の働きを助け、若さを保つ効果が。白内障や更年期障害などの治療薬としても使われています。

子供や赤ちゃんは唾液が盛んに分泌されていますが、加齢とともにパロチンの分泌は次第に下がり始めてしまいます。

唾液が減少してしまう主な原因は加齢をはじめ、ストレス、ホルモンバランスの変化、不規則な生活、悪い食生活習慣、アルコールやカフェインの過剰摂取、喫煙、薬の副作用、睡眠時の口呼吸などがあげられます。

唾液を増やすコツ

食べ物をよく噛む

食べ物を時間をかけてしっかりよく噛むことで自然と唾液の量が増えます。よく噛むことで口周りの筋肉が刺激されたるみ防止効果や、満腹中枢が刺激され食べ過ぎを防いだり、血糖値の上昇をゆるやかにする作用もあります。

普段からよく噛むということを意識することがポイント。ガムを噛んだり、レモンや梅干しなどのすっぱい食べ物も唾液の分泌が活発になりますね。

耳下腺マッサージ

耳たぶの下あたりに指を押しあてて、後ろから前へ回すようにマッサージしていきます。そして耳の下からあごの下まで、親指で押していきます。これを数回繰り返すと唾液が分泌されやすくなります。

また、口を大きく開けて口周りをなぞるように舌をおもいきり出してぐるぐる回すなど、舌の運動もフェイスラインを引き締め、唾液を増やすのに役立ちます。

ローヤルゼリーにパロチン

ローヤルゼリーは昔から言わずと知れた美容と健康に大人気の栄養成分ですね。ローヤルゼリーの原料となるのは、蜜蜂たちが花から集めてきた花粉です。

それを働き蜂が体内で消化・分解・生成し、下咽頭腺と大あご腺から分泌したものがローヤルゼリーです。乳白色のクリーム状の物質で、ローヤルゼリーを食べ続けた蜂だけが女王蜂となるわけです。

そのためローヤルゼリーは「王乳」とも呼ばれます。女王蜂が働き蜂より2倍以上も大きく育ち、約4倍もの寿命を持つのはローヤルゼリーに含まれる素晴らしい栄養素によるもの。

ローヤルゼリーにはビタミン、ミネラル、たんぱく質をはじめ、人間の体内で合成できない必須アミノ酸や酵素類も豊富に含まれています。

それに加え、若返りホルモンのパロチンも豊富。さらに脳の神経伝達物質のひとつであるアセチルコリンも含まれているので、脳の若返り効果にも期待できるそうです。

ローヤルゼリーも蜜蜂の唾液だからパロチンが多いというわけなんですね。

市販の歯磨き粉に注意

また口の中は全身の中でも経皮吸収率が大変高い部位でもあります。毎日何気なく使っている歯磨き粉にはどれほどの添加物が入っているでしょうか。

市販の歯磨き粉の多くは、プロピレングリコール(発がん性)、水酸化アルミニウム(味覚障害、認知症)、ラウリル硫酸ナトリウム(白内障、味覚障害)、フッ素・色素・香料(発がん性、神経毒性)などの化学添加物がたくさん入っています。

これらは体に悪影響をおよぼす恐れがあるとともに、唾液の正常な分泌を妨げてしまう可能性もあるため、無添加歯磨き粉を選ぶようにしたり、塩や重曹(食品グレード)で磨くという方法もあります。

唾液でアンチエイジング

私は歯を磨く時に、歯ブラシのほか歯間ブラシやデンタルフロスも使用しています。歯間ブラシやフロスを使い始めて気付いたのですが、唾液がたっぷりと出るんですよね。

ある数日、歯間ブラシを使わなかったことがありまして(歯ブラシのみ)、朝鏡をみると疲れて老けた表情になっていたんです。

これは唾液の分泌がいつもより足りなかったせいかもしれないと思い、その日から時間がなくても面倒でも、できるだけ歯間ブラシ+フロスをして唾液分泌を絶やさないように心がけてみました。

そうしていくうちに気付いたら疲れた顔の印象がもとに戻っていたので、やはりパロチンのおかげなんだなあと実感。自分なりの手軽で持続できる唾液分泌方法で、唾液を絶やさず健やかに若々しく過ごしていきたいですね。

 

食生活アドバイザー。スキンケアスペシャリスト。温泉ソムリエ。アラフォー女性健康美容ライター。 ストレスから睡眠障害、喘息発症、帯状疱疹を患う。夫は進行性の神経難病。 食生活やライフスタイルを見直したことで心身の良い変化を実感し、これまでの経験から難病の進行抑制、心と体の健康、エイジング対策探求に情熱を注いでいます。
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