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体内酵素の量には限りがある?体の酵素ポテンシャルを高めよう

酵素栄養学はアメリカのエドワード・ハウエル博士によって、酵素は生命活動の基盤であるという理論が知られるようになりました。

酵素は人や動植物に存在し、消化、吸収、代謝、排泄など、あらゆる生命活動を支えているなくてはならないものです。

生命維持に欠かせない酵素

私たちの体の細胞は日々食べているものと置き換わり、常に新しい細胞に生まれ変わっています。

体のあらゆる機能を支えるために、生まれたときから毎日細胞分裂によって古い細胞から新しい細胞へと生まれ変わる新陳代謝がいとなまれています。

食物中の栄養素を消化・吸収して体内にとりこみ、エネルギー源への変換、体外への排泄など、これらの新陳代謝のサイクルをスムーズに行われるようサポートしてくれているのが酵素。

呼吸や体温を一定に保つ恒常性(ホメオスタシス)、ホルモン分泌、自然治癒力、免疫力も、酵素の働きによって支えられているのです。

酵素は動物や植物を問わず、あらゆる生物に存在し、その内部でおこる生命維持活動に関わるすべての化学反応に酵素は関与しています。

私たちの体の中では約5000種類以上もの酵素が働いているといいますが、まだ解明されていない部分も多いので、もっとたくさんある可能性もありますね。

1つの酵素には1種類の作用だという、鍵と鍵穴のような関係であることはわかっています。病気や老化の大きな要因となる活性酸素を抑制する体内の抗酸化酵素スーパーオキシドディスムターゼ(SOD)も酵素の一種。

老化や病気の原因「活性酸素」とは?さびない身体になるために

消化酵素と代謝酵素

体内でつくられる酵素は大きくわけて消化酵素と代謝酵素があります。消化酵素は食べ物を分解する酵素で、唾液中のアミラーゼ酵素がでんぷんを単糖に、膵液中のリパーゼ酵素が脂肪を分解するなど、食物中の炭水化物、脂肪、たんぱく質などの分子を体内に吸収しやすくするため小さな分子に分解します。

代謝酵素は小さく分解された栄養を腸から吸収し、血管を通って内臓や各組織へ届け、体内で有効に働く手助けをします。

白血球の働きを促進して免疫力を高めたり、自然治癒力の向上、細胞の再生(新陳代謝)、老廃物の排泄、活性酸素の抑制にも働きます。

酵素は毎日体内でつくられていますが、1日に利用できる体内の酵素量には限りがあります。そのため消化に負担のかかるものを食べて消化酵素の使用が増えると、代謝酵素に回す分が不足してしまうことに。

代謝酵素の生産量が減ると適切な細胞の再生ができず、老廃物が体内に蓄積し、腸内環境の悪化など、生体機能に必要な処理がうまくいかなくなってしまいます。

野生の動物は病気になると食べ物を摂取せず、あまり体を動かさずに過ごします。その理由は体内酵素を消化に使わないで代謝に回し、体の修復に活用しようとするため。

人も風邪をひいたり体調不良の時は、自然と食欲がわかなくなり、やる気がおきず、体を動かすことが苦痛になりますね。

そんな時、体は体内酵素をなるべく消耗しないようにして代謝酵素に回し、毒素を汗や尿の中に排出したり、傷ついた細胞の回復に努めているのです。このように酵素は生命活動を維持するうえで不可欠な存在です。

かつて酵素は食事のたんぱく質を原料に体内で無限につくられると考えられていましたが、一生の間に体内でつくられる酵素の生産量には限りがあったのです。

体内酵素の生産量には個人差がありますが、酵素の生産能力が尽きた時に人の寿命も尽きるといわれます。

生命活動の基盤となる酵素。健康的で若々しい体の維持、美しい肌のためにも、日頃から酵素を消費しすぎない食生活、ライフスタイルを心がけたいですね。

酵素を補給して消費を減らす

酵素が減少してしまう主な原因は加齢と、消化に負担のかかる食生活です。

肉料理などの高カロリー・高脂質の食事、ジャンクフードなどは消化に大きな負担がかかり、消化酵素を大量に消費してしまいます。

食べる量が多くなるほど、その分消化酵素も必要となります。ほかにもお酒の飲み過ぎや、喫煙、残留農薬、遺伝子組み換え食品、化学調味料、食品添加物などの摂りすぎも解毒のために消化酵素が多く使われてしまう原因に。

これらの消化酵素を大量に消費する食生活を控え、食物酵素をたっぷり含む生の野菜や果物、発酵食品を積極的に摂り入れていくことが大切。

生野菜、果物、発酵食品には酵素が含まれているので、消化酵素を消費せず、その分代謝酵素の生産量がアップします。

代謝酵素が増えると、新陳代謝や老廃物の排出が促進され、免疫機能が向上するほか、活性酸素が抑制され、肌や髪がきれいになったり、痩せやすくなったりもします。

酵素パワーで体も変化

我が家では生野菜や生味噌を食事に摂り入れるようになってから、全体の食事量は減らしていないのに、太り気味だった夫の体重は4カ月で10kg減りました。

私の方も自然と4kg減ったのと、40代を超えてから気になりだした髪の毛のうねりがもとに戻っていたのに驚きました。白髪も増えなくなったように感じます。

髪の毛は生命に直接影響がないところなので栄養が行き届きにくく、栄養不足や加齢の影響は、白髪や髪のダメージとして最初にあらわれやすいんですよね。

白髪を防ぐためにはチロシナーゼという酵素の働きも不可欠。食生活を変え体内酵素を節約したことで栄養が髪に回るようになったり、代謝酵素が活性されたのだと思います。

酵素は熱に弱いので、生野菜をたっぷりとり入れることと、農薬などは洗っても内部に浸透した分は落とせないので、有機栽培や自然栽培の食物を選ぶようにしています。

そして食事の時は腹8分目にして、就寝4時間前には夕食を済ませることも消化酵素の節約になり、代謝機能がアップ。加齢とともに生産量が減ってしまう酵素ですが、外から食べ物で補っていくことが大切です。

細胞の新陳代謝を促進して若さを保ち免疫力アップ

食生活アドバイザー。スキンケアスペシャリスト。温泉ソムリエ。アラフォー女性健康美容ライター。 ストレスから睡眠障害、喘息発症、帯状疱疹を患う。夫は進行性の神経難病を患っています。 これまでの経験から難病の進行抑制、心と体の健康、エイジング対策探求に情熱を注いでいます。
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