体内ホルモン「DHEA」を増やせば若返る?「DHEA」が減ると老化が進む?

私たちの体内では およそ100種類以上ものホルモンが分泌され、身体の機能が維持されています。

それぞれのホルモンは、身体の状態に合わせて適切な分泌とバランスを保ちながら大切な役割を担っています。

そんなホルモンの中でも若返りホルモンやマザーホルモンとよばれている「DHEA」についてお話しします。

 

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若返りホルモンDHEAとは

DHEAについて

ホルモンは体内の脳下垂体、卵巣、甲状腺、消化管、脂肪細胞や副腎などから作られています。 DHEAとは、Dehydroepiandrosterone(デヒドロエピアンドロステロン)の略で、副腎皮質で血中コレステロールから作られる天然のステロイド系ホルモンの一種です。

 DHEAは男性ホルモンの「テストステロン」や女性ホルモンの「エストロゲン」といった性ホルモンをはじめ、50種類以上もの大切なホルモンを産生するためのホルモン前駆体です。

ホルモンの原料を作ることから「若返りホルモン」や「マザーホルモン」、「ホルモンの親玉」とも呼ばれています。

 DHEAは同じく若返りホルモンとよばれている成長ホルモンや、長生きホルモンとよばれているアディポネクチンと同様に、体内の老化度を計る指標となる物質です。

DHEAの働き

ホルモンの原料となるDHEAが適切に分泌されることで、血管のメンテナンスが行われ、免疫力が向上します。

がんをはじめ動脈硬化など幅広い生活習慣病の抑制、肥満の抑制、脳の機能向上、ストレス軽減作用、精力増強、卵巣機能の改善、老化の予防など、健康や美容のために実に多くの働きがあります。

男女ともに健康で長寿の方は副腎の働きが元気だといわれ、実際に血中DHEA濃度は高いことが確認されています。 このことから、実年齢より見た目年齢が若い人はDHEAの分泌が活発なのかもしれません。

  しかし残念ながらDHEAの体内での合成分泌は20代後半頃から徐々に低下しはじめ、40代では20歳の頃の半分にまで減少してしまうといわれています。  

DHEAの分泌を抑制する原因

コルチゾールの増加

ストレスを受けることでコルチゾールというホルモンが分泌されます。コルチゾールはストレスホルモンや老化ホルモンともよばれ、DHEAと同じく副腎の中でコレステロールを原料として作られます。

コルチゾールは本来、緊張状態の時など ストレスと戦うために血糖値や血圧を上げて多くの酸素を全身におくり、炎症を抑えたり、ストレスに負けないように体を守ってくれる働きをしてくれています。

コルチゾールの分泌は同時に細胞や血管をサビつかせてしまう活性酸素を発生させてしまうのですが、コルチゾールと一緒に分泌されるDHEAによって活性酸素を抑制します。

そして、コルチゾールはDHEAとともに1:1の比率で同量がコレステロールから作られることが理想であり、この適度なホルモンバランスを保つことが身体の健康維持につながります。

しかし、過度なストレスによってコルチゾールの分泌が増えてしまうと、原料となるコレステロールがコルチゾールに多く使われてしまい、その結果DHEAの生産が低下し、バランスが崩れてしまうのです。   

コレステロール値はバランスが要

血液中のコレステロール値は高すぎても良くないですが、低すぎてもDHEAなどの体に必要なホルモンが上手く生産できなくなってしまいます。

コレステロール値のバランスが崩れてしまう主な原因は、過度なストレスや激しい運動、お酒の飲み過ぎ、たばこ、痩せすぎ、不摂生な生活習慣等があります。

ストレス状態が長く続くとストレスホルモンのコルチゾールが過剰に分泌してDHEAの分泌を妨げます。また、DHEAの生産が低下することで活性酸素が増加し、体はどんどん酸化してサビついてしまいます。

アドレナルファティーグ

さらに慢性的なストレスにさらされることにより副腎の機能が弱まるとアドレナルファティーグ(副腎疲労症候群)を引き起こす原因にもなりかねません。

アドレナルファティーグはコレステロールが減少して、脳の神経細胞を破壊し思考力・記憶力の低下、うつ症状、倦怠感、虚無感などの症状が表れます。

不眠や休んでも疲れが取れにくくなったり、ホルモンバランスの乱れ、PMS、免疫力の低下、生活習慣病、喘息やアレルギー症状の悪化など、心も体もあらゆる不調のリスクが高まってしまいます。    

DHEAの分泌を増やすために

ストレスをためない

なんといってもストレスがDHEAの分泌を抑制してしまうので、自分なりのストレス発散方法を見つけて、副腎を元気にしてあげることが大切です。

ストレスフルな現代では中々難しいことですが、ストレスをためこまない工夫をして、ストレスと上手に付き合っていきましょう。

  • ストレスに感じることを書き出して俯瞰してみる
  • 好きなことに没頭する時間をつくる
  • 添加物、悪い油、糖質などを控え抗酸化食品を摂取
  • 入浴で体温を高めリラックス、安眠効果
  • 適度な運動
  • ゆっくりと深呼吸
  • 十分な睡眠
  • 瞑想
  • 旅行
  • 笑う
  • ショッピング
  • おしゃべり

有酸素運動でDHEAを分泌

 DHEAは運動や筋トレなど、筋肉を使うことで分泌が増えることが解明されています。軽いウォーキングよりも少し筋肉に負荷をかけた有酸素運動が効果的で、大股での早歩きやスロージョギングがおすすめです。

下半身のお尻や太ももの大きな筋肉を意識的に使うことがポイントです。小さな筋肉よりも大きな筋肉に刺激を与えることで、DHEAの分泌が増加するだけでなく、長生き痩せホルモンのアディポネクチンや肌や髪の代謝再生を促す若返り成長ホルモンの分泌も促進されます。

効果的な食材

[納豆] 

納豆に含まれるイソフラボンがDHEAの材料となり、DHEAの分泌を促進してくれる作用があります。

[山芋] 

山芋(自然薯、長芋、大和芋など)に含まれるジオスゲニンという成分はDHEAと同じ働きがあるといわれています。加熱により栄養効果が失われてしまうので生食がおすすめです。

[オメガ3系脂肪酸]

 亜麻仁油(フラックスオイル、エゴマ油、シソ油、青魚、魚油(クリルオイル)など。副腎にも脳にも良い脂肪酸は抗酸化作用のある食材と一緒に摂取することでDHEAが増加しやすくなります。

[白い食材を避ける] 

白米や白砂糖、乳製品、パンやうどんなど小麦を使った食材は、血糖値を一気に上昇させるので、副腎にストレスを与えてコルチゾールの過剰分泌につながります。

お米は玄米や発芽玄米をとり入れたり、小麦は米粉に変えたり、パンなら全粒粉のもの、うどんなら蕎麦、白砂糖は控えて黒糖や生はちみつ、アガベシロップに変えるなど、日々の食生活を見直してみることもポイントです。

色がついている食材の方がビタミンや栄養価も豊富で、食後の血糖値の上昇をゆるやかにしてくれます。

[白トリュフ] 

世界三大珍味として知られる高級きのこのトリュフ。新潟薬科大学の研究では栽培不可能といわれていたトリュフの人工培養が成功し、トリュフの抽出物を摂取することで体内のDHEA濃度が増加することがわかったそうです。

国産オーガニックブランド「アムリターラ」から発売されている白トリュフ抽出エキスを配合したオーガニッククラフトビール「DHEAVAディーバ」は、こだわりの仕込み水に、原材料は農薬や化学成分を一切使用せず、ドイツ産のオーガニック大麦麦芽とホップがふんだんに配合されています。

さらに富山県産の大麦天然酵母で発酵され、ビールでは珍しいシャンパン製法と同じ瓶内二次発酵でつくられているのできめ細やかな天然の炭酸です。 飲んでアンチエイジングができる嬉しいビールです。

 

 

食生活アドバイザー。スキンケアスペシャリスト。温泉ソムリエ。アラフォー女性健康美容ライター。 ストレスから睡眠障害、喘息発症、帯状疱疹を患う。夫は進行性の神経難病を患っています。 これまでの経験から難病の進行抑制、心と体の健康、エイジング対策探求に情熱を注いでいます。
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