新陳代謝を活性化して細胞を元気に若く保つ栄養成分とは

年を重ねても細胞の更新(生まれ変わり)がきちんとできていれば元気で、若々しい体を保つことができます。

私たちの体を支える全身の細胞は日々、新陳代謝によって古い細胞から新しい細胞へと生まれ変わっていますが、加齢やストレス、不健康な食生活習慣などによって新陳代謝は低下しやすくなってしまいます。

長期間にわたって細胞の更新が遅れてしまうと、血液循環が悪くなり、疲れやすくなったり、肌や髪の老化、免疫力の低下、あらゆる病気にもつながっていきます。

正常なサイクルで細胞の更新をしていくためには、ストレスを溜めずこまめに解消する生活を心がけたり、適度な運動、十分な休息睡眠、飲み過ぎ食べ過ぎを防ぐことなどが大切です。

そして、私たちの体は口から入った食べ物を栄養素として消化・吸収し、代謝をとおして体の機能や体調を維持しているため、食べたもので体は構成されているともいえます。

食習慣を見直すことで新陳代謝が活性化し、体の不調を改善したり、老化の速度をゆるかにしていくことができます。

この記事では新陳代謝を高め細胞の更新に役立つ特徴的な栄養成分についてレビューします。

ベータカロテン(ビタミンA )

ベータカロテンは緑黄色野菜などに多く含まれている色素成分のフィトケミカルのひとつで抗酸化作用があります。体内で必要に応じてビタミンAに変換され働きます。

ベータカロテンやビタミンAは皮膚やのど、鼻などの粘膜、目の健康を保ち、肌細胞の再生を促すはたらきもあるため美肌にも役立ちます。

脂溶性のビタミンAは油と一緒に摂取したり、ビタミンCやビタミンEなど他の抗酸化成分と組み合わせてとることで体内への吸収率がアップします。

ベータカロテン(ビタミンA)はパプリカ、赤ピーマン、にんじん、かぼちゃ、ほうれん草、レバーなどに多く含まれています。

ビタミンC

ビタミンCは老化や病気の原因となる体内で発生する過剰な活性酸素を抑制する強力な抗酸化物質としての働きがあります。

ビタミンCは細胞の新陳代謝を高め、細胞を元気にするほか、アルコールの代謝を助けたり、鉄の吸収を良くしたり、血流の改善、免疫力アップ、便秘改善、美肌をつくるコラーゲンの合成にも不可欠で、実に多くの健康機能をサポートするマルチで万能な栄養素です。

ビタミンCは体内でつくることができず、水溶性ビタミンのため蓄えておくことができないので、1日の中でも食品や栄養補助剤などからこまめにとりいれていきたい成分です。

ビタミンCはほかのビタミンやミネラルと一緒にとることで、さらに相乗効果が高まります。ビタミンCを多く含む食材はキウイやいちご、柑橘類、パプリカ、赤ピーマン、ブロッコリー、カムカムなど。

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ビタミンE

ビタミンEは末梢血管を広げて血行を良くする作用があるため、自律神経を整えたり、新陳代謝を高めます。

そして強い抗酸化力があるため、病気や老化の原因となる過剰な活性酸素を抑制し、過酸化脂質の生成を防いで細胞の健康を保護します。

ビタミンEはアーモンドやかぼちゃ、うなぎなどに多く含まれています。

ビタミンB群

ビタミンB群は新陳代謝や美肌にも欠かせない成分で、ビタミンB1、B2、B6、B12、パントテン酸、ナイアシン、葉酸、ビオチンなど8種類あります。

ビタミンB群は体内でほかの栄養素の代謝も助け、新陳代謝を促進して細胞を更新し、粘膜の保護、肝機能改善、脂質代謝の促進、精神安定作用、肌や髪をすこやかに保つ効果にも期待できます。

ビタミンB群は豚肉、レバー、卵、味噌・大豆・納豆、ぬか漬け、椎茸、焼きのり、貝類、イワシ、サバ、サンマ、トマト、ほうれん草、小松菜、ヨーグルト、ナッツ類などに含まれています。

各種ミネラル

亜鉛やマグネシウム、カルシウム、カリウム、セレン、ヨウ素、硫黄、銅、鉄などの各種ミネラルは酵素の成分となって新陳代謝を促進し、体の構成成分となったり、機能を調整するために必須のミネラルです。

ミネラルは体内で合成することができないため、食品からバランス良くとりいれることが重要です。一般的に亜鉛や鉄、カルシウムは不足しがちだといわれ、反対にナトリウムは過剰気味なので控えた方が良いでしょう。

亜鉛は牡蠣、鉄はレバー、カルシウムは牛乳やひじき、小魚などに多く含まれています。

たんぱく質

たんぱく質は3大栄養素のひとつで、主に細胞の材料として使われ、体の構成成分となります。

たんぱく質は細胞の新陳代謝を活発にし、体内の酵素やホルモン分泌、神経伝達物質、内臓、筋肉、皮膚、髪、爪などを構成する原料です。

不足すると細胞の材料が足りなくなり、新陳代謝の低下、免疫力の低下、体力や皮膚・血管の弾力も低下してしまいます。

たんぱく質は肉や魚、乳製品、卵、大豆製品などに含まれています。

カテキン

緑茶に多く含まれているカテキンは苦みや渋みのもととなる成分で、ポリフェールの一種です。

強力な抗酸化作用、抗菌作用があり、血行を促進して新陳代謝を高め、免疫力の向上、脂肪燃焼効果にも期待されています。

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クルクミン

クルクミンはカレー粉の主成分ウコン(ターメリック)などに含まれる黄色の色素成分で、ポリフェノールの一種です。

クルクミンには病気や老化の原因となる活性酸素を抑制する高い抗酸化作用と抗炎症作用があり、新陳代謝の促進、解毒作用、肝機能強化、胃の健康維持に働きます。

クルクミン含有量は一般的なカレーのルウに比べてカレー粉の方が多いので、ルウを使う場合はカレー粉をプラスすると良いでしょう。

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リコピン

リコピンはトマトに含まれる赤い色素成分で、カロテノイド一種です。

リコピンは強い抗酸化力が特徴で、酸化ダメージから細胞をまもり、悪玉コレステロールの酸化を抑え、血流を改善し、細胞の更新をサポートします。

アスタキサンチン

アスタキサンチンは鮭やエビ、オキアミなどに含まれる赤い色素成分のカロテノイドの一種で、非常に強力な抗酸化力があります。

ベータカロテンの数千倍もの抗酸化力があるともいわれ、ビタミンCなどほかの抗酸化食材とあわせてとると、さらに体内への吸収や持続などの相乗効果が高まります。

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イソチオシアネート

イソチオシアネートは大根やわさびなどアブラナ科の野菜を切ったり、すりおろしたりして細胞がこわれた時に酵素反応によって生成される辛味成分です。

イソチオシアネートは新陳代謝を高めて、体内の老廃物排出を促進したり、免疫力の向上、抗がん作用にも効果が期待されています。

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抗酸化食材をバランス良く

抗酸化作用のある食品を意識的に、バランス良くとりいれていくことが健康な細胞の再生のために重要です。

新陳代謝が活性化されると血管の健康が保たれ、全身に十分な酸素や栄養が行きわたり、免疫機能の向上にもつながります。

抗酸化食材をとりいれた食生活習慣で、細胞を元気に、見た目年齢を若々しく保っていきましょう。

 

食生活アドバイザー。スキンケアスペシャリスト。温泉ソムリエ。アラフォー女性健康美容ライター。 ストレスから睡眠障害、喘息発症、帯状疱疹を患う。夫は進行性の神経難病を患っています。 これまでの経験から難病の進行抑制、心と体の健康、エイジング対策探求に情熱を注いでいます。
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